車中泊とキャンプ

先日購入した、レーダー探知機　コムテックZERO990Vを、ゴールデンウイーク期間中（1日夜～5日夜）に長時間利用しましたのでその使用感をレビューします。

レーダー探知機や、セルスターAR-830AT（VA-230E）との比較は、前の記事をご覧下さい。

レーダー探知機　比較

◆動作
◇起動
エンジンONでレーダー探知機がONになると、セルスターAR-830AT（VA-230E）ではすぐに「シートベルト警告」が出ます。
しかし、このZERO990Vは、内部でOSが起動するようで、エンジンONから10秒ほど経過して、はじめてレーダー探知機が稼動します。

◇画面遷移
各種警告や案内から、待受けのスピードメーターに戻る際、ほんの一瞬（多分1秒弱）画面がブラックアウトします。
これも、内部起動しているOSの影響かも知れません。
（その一瞬だけ見たら、レーダー探知機がOFFになっている様に見えます。）


◆画面

私は、メイン画面にスピードメーター、サブ画面は、衛星補足数と標高を入れ替えて使用していました。

◇サイズ
やはり3.2インチの液晶画面は大きく、何を表示していても見やすいです。

◇表示
ドットが細かい高精度のおかげで、全ての表示が綺麗です。
そのおかげで、右上に表示される時計の文字も小さいのですが、フォントがつぶれることもなく、綺麗に表示できます。

◇光沢液晶
高級感を出す為に、光沢のある液晶になっているのですが、天気の良い日中は、結構反射して見難くなります。
画面の向きが運転者に向いていて、運転者が明るめの服を着ていると、その服に反射した光が、液晶に映りこみ見難くなります。


◆高音質クリアサラウンド
◇音質
前回の比較でも書きましたが、本当に綺麗な音です。これまでのレーダー探知機の常識を覆してくれます。
今回分かったのは、ZERO990Vの音声を分かりやすく例えると、ナビの音声案内と同じ音質だと言うことです。
私はカロのZH9000というナビを使用していますが、そのナビの音声案内と、レーダー探知機の音声案内が、どちらの案内か分からない位、ZERO990は綺麗な音で案内してくれます。
警告音に関しても、ビープ音ではなく、携帯の着信音の様な綺麗な音です。

◇音量
0～8の9段階の設定があり、下から5つ目で使用していますが特に問題なく聞き取れます。
各種警報は、10秒～15秒で自動的にボリュームダウンされます。


◆GPS受信感度
◇初期受信
取付当初は、1日の始まりの衛星補足に10分以上かかっていて、「不良品」かと思うくらいでした。
しかし、GWの初日から、初期補足が2分程度で出来るようになりました。
その後は、一晩車を止めた後でも、2分もかからず受信していました。

◇再受信
数分～1時間程度のエンジンOFFからの補足なら、起動後1分以内です。
トンネル以外でロストする事もありませんでした。


◆各種警告
◇オービス関連
使用した道路に設置されているオービスやNシステムなどは問題なく警告していました。
警告に関しては、この機種独自の地図案内がすごく分かりやすいです。


◇取締ポイント
スピード取締、検問取締ポイントの案内がありました。
何の取締（スピード、飲酒、シートベルト＆携帯など）かは、表示されるアイコンで判断できます
今回は、実際の取締に遭遇しなかったので、データの精度は分かりませんが、案内してくれる位置は、雰囲気的に取締しそうなところでした。
（違反車を誘導するスペースがあるとか、検問を見つけても逃げ道がないとか）
それぞれのポイントを通過すると、「取締ポイントを回避しました」という案内もありました。

◇白バイ警戒エリア
白バイが待機していそうな場所で、アナウンスがありました。
今回の走行では、待機エリアに白バイはいませんでした。

◇登録ポイント
一般道では、警察署エリア、消防署エリア、スクールエリアの案内がありました。

当然、そのポイントにはそれぞれの施設がありました。
高速道では、SA・PAの案内、県境、ジャンクションやICでは分岐・合流の案内がありました。
PAに入ると今度は逆走お知らせがありました。

◇レーダー波受信
今回の走行では、2回のレーダー波受信案内がありました。

画面に遠い方から　LEVEL1　～一番近くで　LEVEL4　という表示が出ますので距離感は分かります。
昔は、警告音の速さで近さを判断していましたが、ZERO990Vでは、このLEVEL表示で判断できます。
だた、2回とも取締はしていなかったので、誤報だと思います。

◇無線受信
愛知県で、数回「署活系無線」の受信案内がありました。

無線受信もレーダー波の受信と同じで、LEVEL表示で近さが分かります。
LEVEL1から始まり、LEVEL4になったあと、道路脇に警察署がありましたので、正確に受信していました。

◆その他
◇オートロードセレクト
高速道路を走行すると、自動的に「ハイウェイモード」に切り替えますと案内が出ます。
この切換は、速度だけでなく、GPSの位置情報も利用しているみたいで、一般道や60km/hの自動車専用道路では80km/hを超えても、ハイウエイモードにはなりませんでした。

◇Gセンサー
Gセンサーを搭載していますが、トンネルなどGPSが受信出来ないところに入ると、レーダー探知機の速度は「0km/ｈ」になります。Gセンサーを活用して、速度表示が続く事はありませんでした。
その為、今回の利用では、特にGセンサーの効果は分かりませんでした。


◆総評
まず、画面の大きさと綺麗さでZERO990Vを選んでよかったと思います。
警告を判断するだけなら、2.4インチでも必要十分でしょうが、アクセサリーとして考えると、このサイズと綺麗さは満足できます。

その為、レーダー探知機の待受画面をスピードメーターにしていると、速度確認する際は、車のメーターよりもレーダーのメーターを見ていました。アナログのバーグラフとあわせて、デジタルで速度が表示されているので、見やすいからだと思います。
表示される速度も、メーター誤差を考えると、ほぼ100点に近い数値だと思います。

音声案内に関しては、これは期待以上、想像以上に綺麗なのは大きなポイントです。
その為、各種警告や案内はほとんどONで使用していますが、頻繁に警告や案内をされてても、全然「うざく」感じません。
ナビが、「左からの合流にご注意ください」って案内する程度に感じる位です。

登録されている取締関連ポイントに関しては、この機種が最大数なので、これ以上はないと思います。
また、新設、廃止も無料でデータ更新できますから、なんら問題はないと思います。

という事で、「とりあえず付いていれば良い」というだけなら、もっと安い機種で良いと思いますが、少しでも快適もしくはアクセサリー的に使用したいのであれば、価格は34,800円とレーダー探知機として見れば高価ですが、十分価格だけの価値はあると思います。
また、同じ価格帯のセルのAR-920ATと比べても、ジャイロ搭載よりは、この大画面、高精細、高音質クリアサラウンドをぜひおすすめしたいですね。

ちなみに楽天では、価格は34,800円で統一されていますが、ポイント10％が多いので、
34,800円－3,310円＝31,490円
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